CRAFT

手漉き和紙1300年の伝統
アワガミファクトリー

アワガミファクトリーは1300年の歴史を持つ阿波和紙のブランド総称。和紙の伝統文化を守り継承していくだけではなく“新しい素材の作り手”として 、むしろ和紙を「伝統」という世界から解き放ち、さまざまな技法の開発・素材の研究活動を行っている。和紙を使った商品の企画開発、国内外からのアーティストを受け入れての作品制作の援助事業や、阿波和紙の技法を伝える手漉き和紙の研修事業なども開催。

最近では、アップサイクルな表現可能性の取り組みとして、端材を漉き込んだ和紙をつくるなど、SDGsの観点からの紙作りのアプローチも⾏っている。

世界中のアーティストから
称賛される革新性

阿波の紙作りは、8世紀初めに天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祭る忌部族が麻植の地(現在の徳島県吉野川市)に入国したときに始まるとされています。その伝統を唯一継承する山川町に、(財)阿波和紙伝統産業会館が平成元年5月に誕生しました。阿波和紙の啓蒙と継承を目的とした運営は、地道な活動にもかかわらず多くの方に愛され評価されています。特に、内外からのアーティストを受け入れての作品制作の援助事業、毎年夏に行われる阿波和紙の技法を伝える手漉き和紙の研修事業や徳島県内の小学生を対象にした「デザインはがき展」などの展示事業は多くの称賛と熱い感動を生み出しています。